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Saturday, September 26, 2020

阪神・藤浪 7年ぶり中継ぎで決勝被弾 今後の起用法に矢野監督「こんな状況やから計算できない」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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<ヤ・神(17)>6回無死、村上(手前)に中越えにソロ本塁打を浴びた藤浪(撮影・坂田 高浩)
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 7年ぶりの“マウンド”はほろ苦いものになった。阪神・藤浪がレギュラーシーズンでは新人だった13年以来、2度目の救援登板。2イニング目だった6回に村上に決勝ソロを浴び、6敗目を喫した。

 「慣れない中継ぎ登板でしたけど、ボール自体は悪くなかったと思うだけに村上選手へのあの浮いてしまった1球が悔やまれます」

 唇をかんだのは1―1で迎えた6回だ。先頭で対峙(じ)した村上に2球目の152キロ直球をバックスクリーン奥まで運ばれる特大の勝ち越しソロを被弾。内角へ狙った1球がやや高めに浮いたところを、相手の主砲は逃してくれなかった。

 「CSや昨年のフェニックスリーグでも経験していて、全くの初めてというわけではないので、試合に入っていけたとは思います」

 出番は5回にやってきた。中継ぎから先発に転向したガンケルからのバトン。ブルペンで投球練習を始めた時からざわついていたスタンドからの拍手が背中に注がれた。スアレスを直球、坂口を141キロのフォークで連続三振に仕留めると、2死一塁からは山田哲を直球で詰まらせて中飛。制球を乱すことなく、地に足をつけて腕を振った。

 チームがコロナ禍に見舞われ、25日に2軍遠征先の名古屋から緊急昇格。2日連続でブルペン待機した。決勝点を奪われたものの、矢野監督は「しっかりしたボールは投げられてた。(村上への1球も)勝負の中の結果かなと受け止めてます」と一定の評価。今後の起用法についても「こんな状況やから、どこで使うかとかは、計算できない。晋太郎の使い方がどうなるかも未定」とリリーフ継続の可能性も出てきた。

 緊急事態の猛虎に希望をもたらす数少ない存在。託された役割を全うしながら、残りのシーズンを戦い抜く。(遠藤 礼)

 ▽阪神・藤浪の救援登板 新人だった13年4月7日広島戦以来2度目。プロ初登板初先発の3月31日ヤクルト戦から中6日で、先発・岩田が3回3失点で降板したため2番手でマウンドへ。0―3の4回は3者凡退に抑え、続く5回は1死から丸を四球で歩かせ、ルイスに中越え適時二塁打を浴びて失点。6回に代打を送られ、2回を1安打3四球1失点だった。ポストシーズンでは、17年にDeNAとのCSファーストS第3戦に0―6の6回から5番手で2回1安打無失点。

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