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Monday, November 30, 2020

古江彩佳、8アンダー2位 渋野を抜いて五輪出場圏内浮上へ 飛躍の1年「褒めたい」 - スポーツ報知

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◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(29日、宮崎CC)

 来年と統合することが決まっているシーズンの年内最終戦は、ベストスコア68の古江彩佳(20)=フリー=が8アンダーの2位に入り、来年の東京五輪代表争いで初めて、渋野日向子(22)=サントリー=を抜いて日本勢2番手に浮上する見込みとなった。

 古江が11番で97ヤードからウェッジで放った3打目は、手前から転がり、直接カップインした。「奇跡です」と振り返る一打で、データの残る90年以降で日本人最多の1大会4イーグルを達成した。「スコアボードは見ていなかった」と無心でプレーし、この時点でトップの原に1打差に迫った。

 1イーグル、4バーディー、2ボギーの68と猛追も、3日目の75が響き2位。88年のツアー制施行後で3人目の3週連続Vは逃したが、生涯獲得賞金は1億円を突破。昨年10月にプロ転向し、「1年ちょっとでいったのはビックリ。すごいというか、そんなにお仕事で頑張れたんだな」と目を丸くした。18試合での達成は4位のスピード記録、20歳186日は年少3位となった。

 大会前に16位だった世界ランクは15位の渋野を初めて上回り、東京五輪選出圏内の日本勢2番手となる14位前後に浮上する見込みとなった。大会中には「五輪に近づいているなとは思うけど、一戦一戦頑張るだけ」と話していた。

 3勝&2位3回と大活躍の1年を「すごく良かった。褒めたい」と振り返った。今は「ディズニー(ランド)に行きたい」と20歳らしい一面をのぞかせたが、次戦はメジャー初出場の全米女子オープン(12月10日開幕、テキサス州)が控える。「自分なりのプレーをするだけで結果は望まない。経験できたらいい」と、自然体で見据えた。(岩原 正幸)

 ◆女子ゴルフの東京五輪への道 2021年6月28日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含み最大2人が出られる。21年8月4日から4日間、埼玉・霞ケ関CC東Cで72ホールストロークプレーの個人戦で競う。16年リオ五輪で初出場した日本女子は野村敏京が4位、大山志保が42位だった。

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