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Sunday, December 13, 2020

2021年春に第9世代iPad発売?からMac向けに32コアのAppleシリコン開発中?まで。最新アップル噂まとめ - Engadget日本版

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Apple CEO Tim Cook speaks during Apple's annual Worldwide Developers Conference in San Jose, California, U.S. June 3, 2019. REUTERS/Mason Trinca

Mason Trinca / Reuters

うわさどおり8日にオーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxが発表され、その価格や重量も話題を呼んだ12月の中旬。先に出ると見られていた失せ物追跡タグAirTags(仮)のゆくえも追跡したいところです。

2021年春に第9世代iPad発売?からMac向けに32コアのAppleシリコン開発中?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

periscope

OPPO

昨今のスマートフォンはカメラ性能の差別化に力が注がれているなか、2022年のiPhoneには光学倍率を強化するペリスコープカメラが搭載されるとの噂話です。

現行のiPhone 12 Proシリーズは光学倍率が2~2.5倍に留まっていますが、制約要因となっているのは「レンズとイメージセンサーを縦に重ねる」という構造です。倍率を上げようとすると本体が分厚く、あるいはレンズが出っ張るため(それを配慮したサードパーティ製ケースも発売されています)限界に突き当たってるかっこうです。

ペリスコープカメラはそれを解決するアプローチです。すなわち潜望鏡(ペリスコープ)のように途中にレンズやミラーを置いて光の向きを90度変え、横方向にレンズを多数置けるという方式のこと。途中から折れ曲がるために「折りたたみズームカメラ」とも呼ばれます。

今回の報道は、今月初めの噂話に続くものです。すなわちペリスコープ関連の特許を保有しているサムスン電機の部品を採用しつつ、カメラモジュールの製造をLGイノテックに担当させることで、「特許問題と、アップルとLGとの関係悪化」をどちらも避けられる一挙両得というわけです。

iPhone 12 ProのiPad部品を流用するほどの大人気はカメラの高性能によるところが大きいと見られていますが、光学倍率では今なおファーウェイのP40 Pro+(光学10倍)などに遅れを取っています。有名アナリストの予測通りセンサーシフト式手ぶれ補正が搭載された翌々年には、ペリスコープが実装される可能性は低くはなさそうです。、

Apple Silicon

アップル独自開発の「M1」チップ搭載Macは従来モデルを凌ぐ高性能が証明されている一方で、iMacやMac Proといったプロユース、とりわけeGPUが必須のグラフィック処理は荷が重いと見られています。そこでハイエンドモデルの投入が待たれているなか、20~32ものCPUコア(現行のM1は8コア構成)を備えた後継チップが開発中との噂話です。

1つはMacBook ProとiMac後継機向けの20コア=16の高性能コア+4個の高効率コアを持つ次世代チップ。ただし生産しだいでは、まず高性能コアのうち8個または12個のみを有効にしたバージョンが投入される可能性も示唆されています。実際にiPad Pro(2020)搭載チップA12Zは2年前のA12Xと物理的には同じであるものの、歩留まりレベルの向上からGPUコアがすべて有効にされた(と推測された)前例もありました

その次に来るのが、32コアもの高性能コアを備えたチップ。こちらは2021年後半~2022年に発売予定の「ハイエンドなデスクトップコンピュータ」および半分サイズのMac Pro後継機向けとされています。

また懸念されていたグラフィック面でも、GPUを強化したAppleシリコンが準備中とのこと。ハイエンドMacBookやミッドレンジのデスクトップ向けには16コアまたは32コア、さらに高価なハイエンド向けには64または128コアがテスト中と伝えられています(M1内蔵GPUは7~8コア)。

先日EIZOがM1搭載Macのディスプレイ出力に様々な制限があると注意を呼びかけていましたが、そちらの対処も望みたいところです。

AirPods Max

Apple

アップル初のオーバーイヤーヘッドホンAirPods Max(「AirPods Studio」の仮称で呼ばれたことも)は「12月までの出荷は難しい」との観測もありましたが、年内までに間に合いました。そのためか予定されながらも削除された機能があった、との有力情報です。

BloombergのMark Gurman記者は、正式発表のすぐ後に「交換可能なバンドもない、タッチパネルの代わりにApple Watchのようなデジタルクラウン、左と右を入れ替えることもできない」とツイート。これら幻の機能や要素の数々は、すべてGurman氏が試作機には搭載されているが製品版では外されると予想したものばかりです。

AirPods Maxについては、9月にも製品写真と称される画像が流出していました。それは本物と同じと思われるものの、公開した有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)の「おそらく(安くて軽い)スポーツ版」との予想に反して重量感のある高価なモデルでした。

とはいえ、複数の情報筋が一致していた「高級モデルとスポーツ版の2つが準備中」のうち、高級モデルは当たったかっこうです。つまり軽くて価格が349ドル(約3万7000円)のスポーツタイプも可能性が残されており、いずれ「AirPods Maxはニッチ市場」というサプライヤーの評価を覆すことを期待したいところです。

iPad

第4世代iPad AirはiPhone 12シリーズを凌ぐとの声もありますが、第9世代iPadが早くも来年春、大幅にパワーアップして発売されるとの噂話です。

前世代との違いは、画面サイズが10.2インチから10.5インチへと広くなり、搭載チップはA12 BionicからA13(iPhone 11シリーズと同じ)へと変更、RAMは3GBから4GBに増量され、本体は薄くて軽量になる一方でTouch ID内蔵ホームボタンとLightningポートは維持されると伝えられています。

すなわち、見かけはほぼ「第3世代iPad Air」になるわけです。アップルが過去の上位モデルのフォームファクタを後の下位モデルに流用した前例は何度もあり、一定の説得力はあります。ただ第8世代が発売されて1年もせずにモデルチェンジするかは怪しくはありますが、続報を待ちたいところです。

applemodem

アップルが内蔵セルラーモデムを自社開発するとの噂は何度か出ていましたが、アップル幹部自らがそう明言したと報じられるのは、おそらく今回が初のことです。

その発言主と報じられるジョニー・スロウジ氏は、以前もモデムチップ設計を引き継いだと伝えられていました。スロウジ氏はアップル初の自社開発SoCであるA4プロセッサ(iPhone 4に搭載)の開発を主導したこともあり、現在はバッテリーからチップセットまでハードウェア製品全般を監督している人物です。

通信回線につなぐセルラーモデムはモバイル機器にとって命綱ですが、これまでアップルは他社に依存せざるを得ず、クアルコムとの確執インテル製チップが期待ほどの性能が出なかったこともあり、悩みの種であり続けていました。

それだけに独自セルラーモデムは悲願であるはずですが、実際の製品にいつ搭載されるかは明らかにされていません。アップルはクアルコムと6年間のライセンス契約を締結して5Gモデムの供給を確保していることもあり、自社設計モデムはじっくりと完成度を高めていくのかもしれません。

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