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Friday, January 7, 2022

藤枝順心が4発快勝でベスト4!…全日本高校女子サッカー - スポーツ報知

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◇サッカー 全日本高校女子選手権 第3日 ▽準々決勝 藤枝順心(東海1位)4―1 追手門学院(関西2位)(6日、兵庫・三木総合防災公園陸上競技場)

 準々決勝が行われ、史上初の3連覇を目指す藤枝順心(東海1位)は追手門学院(大阪・関西2位)に4―1で快勝して4強入りした。前半3分、DF中井佑姫奈(2年)が先制点を奪うなど、前半だけで3得点をマーク。全国選手権の連続無失点は8試合で途切れたものの、後半12分にもFW正野瑠菜(2年)がダメ押し点を決めるなど攻撃の手を緩めなかった。7日の準決勝は会場をノエスタに移し、日ノ本学園(兵庫・関西1位)と対戦する。

 開始直後に主導権を握った。藤枝順心は前半3分、左サイドバックの中井が味方シュートのこぼれ球に反応。「積極的に前に上がれた」と左足で先制弾を放り込んだ。昨夏総体まではベンチ外だった新星の全国1号が呼び水となり今大会最多の4発を記録。中村翔監督(33)は「複数取れたことは非常に良かった。意図した形で取れている」と評価した。

 追手門学院とは昨夏練習試合を行い大勝していた。同戦の結果を踏まえ、指揮官は「相手の右サイドを狙う」と指示。前半12分、中央で左クロスをトラップして右足で追加点を挙げたMF久保田真生(1年)は「あのエリアで持ったらシュートを狙う意識をしていた」と、してやったりの表情を浮かべた。

 誰でも、どこからでもゴールを奪えるのが順心の強みだ。今大会の7得点は6選手でマーク。うち4点を先発、3点を途中出場の選手が記録している。中村監督は相手の特徴を分析した上で布陣を決めるため、先発は固定されていない。MF窓岩日菜主将(3年)は「選手層の厚さは強み。誰が出てもなじめるいい雰囲気になっている」と明かす。久保田も「いい感じで競い合って、刺激になっています」とうなずく。

 一方、守備ではほころびもあった。前半終了間際の39分にCKから押し込まれ失点。全国選手権の連続無失点記録が途絶えた。「(次戦へ)気が引き締まる失点になった」と窓岩は強調した。3連覇まであと2勝。ノエスタでトロフィーを掲げるまで、全員全力で駆け抜ける。(武藤瑞基)

 〇…1日に足首を痛めて離脱していた井手ひなた(3年)が後半から出場。INAC神戸内定のDFリーダーが残り40分間を無失点に導いた。「(復帰初戦で)感覚が合わなかったけど、気合でやった」。負傷後は酸素カプセルや電気治療を受け、何とか大一番に間に合わせた。中村監督も「全然行ける」と先発復帰にGOサイン。井手は「この先は無失点で3連覇を達成します」と誓った。

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