今夏に行われる第１０４回全国高等学校野球選手権大会の大会主催者は２７日、第２回運営委員会をオンラインで開催。今大会から暑さと新型コロナウイルス感染症への対策として、一般客向け入場券をネット販売による全席指定・前売りとし、料金を改定すると発表した。
すでに指定席としているバックネット裏の中央席は２８００円から４２００円となり、新たに指定席化する外野席は、大人５００円から１０００円に引き上げる。入場券販売方法の変更・料金改定は、２０１８年の第１００回大会以来４年ぶり。当時は混雑緩和を目的に、中央席を前売り指定席に、外野席を有料とした。しかし、翌年の第１０１回大会では、自由席の当日券を求める一般客が早朝から１万人以上が並ぶ日が３度もあり、さらに大会期間中に熱中症で手当を受けた人数は約４００人にのぼった。
今夏は、夏の甲子園では３年ぶりに一般客を迎えることとなり、全席指定と前売り化で混雑解消と熱中症予防を図るという。指定席化により、学校関係者以外の観客の入れ替えがなくなるため、総入場者数は大きく減る見通し。一方で暑さ対策や感染症対策の費用は増えているため、やむを得ず入場料を値上げすることになった。
また、大会の組み合わせ抽選会は、８月３日の午後４時から開催されることも発表された。
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