◆バドミントン ▽世界選手権 第5日(26日、東京体育館)
女子ダブルス準々決勝で、世界ランク6位の「ナガマツ」こと永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)は、同3位で前回銀メダルの李紹希、申昇瓚組(韓国)に21―13、19―21、21―12で勝利し、4大会連続のメダル獲得が決まった。
ナガマツはこれまで2勝7敗と負け越していたペアを倒した。序盤から相手の甘いサーブを前でたたくなど、早い段階から積極的に攻めていった。永原は「いつも崩れるのはサーブ周りから。先に仕掛けようと思っていた」と戦略を明かした。風の特長をつかめず第2ゲームは11―15とリードを許したが、中盤から松本が「強く振ってもアウトにならない。相手にぶつけるくらいの気持ちで打った」とペースをつかみ、7連続得点で一時逆転。ゲームを落としはしたが2人とも「いける」という手応えはあった。
世界選手権は3位決定戦がないため、4強入りで銅メダル以上が確定した。初出場で金メダルを獲得した18年南京大会から4大会連続の表彰台は、福島由紀、広田彩花組(丸杉Bluvic、17~19年大会銀)を抜き、全種目を通じ日本勢最多。松本は「初出場でメダル(18年大会金)を取ってから、思い出深い大会。みんなそうだと思うけれど、1番いいパフォーマンスを出せる状態に持っていけている」と照れたように明かす。
準決勝は世界ランク1位で前回大会優勝の陳清晨、賈一凡組(中国)と激突する。永原は「長いラリーになる。負け続けている相手なので対戦が楽しみ。自分たちのプレーをしっかりぶつけられるように準備したい」と話した。
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