静岡県議会２月定例会は３日、自民改革会議の藤曲敬宏氏（熱海市）、薮田宏行氏（御前崎市）、ふじのくに県民クラブの小長井由雄氏（静岡市葵区）、自民改革会議の渡瀬典幸氏（袋井市・森町）が一般質問を行った。川勝平太知事は伊豆半島と神奈川県西部を結ぶ新道「伊豆湘南道路」の整備に向けて２０２０年度、同県と連携して本格的にルートを検討する方針を明らかにした。藤曲氏への答弁。
伊豆湘南道路は伊豆縦貫自動車道と西湘バイパス（神奈川県）をつなぐ形で、相模湾沿いを通る国道１３５号にバイパス機能を持たせる構想だが、事業化されておらず、具体的なルートも固まっていない。昨年１月に静岡、神奈川両県と関係市町が勉強会を設置し、担当者レベルで道路の必要性や課題について検討を進めてきた。
知事は「来年度からは両県が協力して本格的にルートを検討することを取り決め、国に調査費を要望していく。早期実現に向けた取り組みを強力に進める」と言及した。続いて答弁した宮尾総一郎交通基盤部長も「勉強会を局長、課長レベルの協議会に格上げし、来年度から両県一体となって調査していく」と述べた。
協議会は住民や道路利用者への聞き取り調査を通じ、具体的なルート案を複数策定するとみられる。各ルート案の予算額も検討する見通し。
県道路企画課によると、両県境付近の国道１３５号は１日の通行車両（平日）が約２万３千台で通常の国道の約３倍に上るが、高波の影響で頻繁に通行止めが発生している。
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March 04, 2020 at 06:24AM
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伊豆湘南道ルート検討 新年度、神奈川と連携 県議会知事答弁｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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