東日本大震災後、岩手県陸前高田市にできた避難路で、白やピンクのハナミズキが見頃を迎えている。大切な人を失った遺族らが「安全な所に逃げる目印に」と植え、初めて花を咲かせた。
「ハナミズキのみち」と呼ばれる市のシンボルロードで、2キロにわたって海側の国道45号から内陸にまっすぐに伸びる。昨年11月、「陸前高田『ハナミズキのみち』の会」の会員らが21本を植えた。沿道の碑には「この道を より高い所へ 駆け上がれ！」とある。
代表の浅沼ミキ子さん（56）は市の臨時職員だった長男の健（たける）さん（当時25歳）を津波で亡くした。避難誘導中の息子から「ご無事で何より！」と声をかけられたのが最後になった。
浅沼さんは2013年、健さん…
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May 13, 2020 at 08:00AM
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岩手）ハナミズキの道、息子への思い 21本、初めて花 - 朝日新聞社
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