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Tuesday, May 26, 2020

元ラガーマン・遠藤さん農業の道 海老芋生産学ぶ - 中日新聞

生産者の大箸英之さんから、海老芋栽培を学ぶ遠藤広太さん(左)=磐田市壱貫地で

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 ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機で活躍した遠藤広太(ひろみ)さん(36)=磐田市上神増=が、今月から夢だった農業の道へ歩み出した。緑の芝のピッチから黒い土の畑へと、活躍の場を移した遠藤さん。日本一の生産量を誇る市の代表的な特産物・海老芋生産の担い手になるべく、奮闘する毎日だ。

 遠藤さんは青森県出身。ラグビーは三本木農高で始め、花園にも出場した。新潟三洋電子、埼玉工大、神奈川タマリバクラブを経て、二〇一一年からヤマハ発動機でセンターなどで三シーズンプレーした。引退後は、普及担当として地元の小学校を訪問してラグビーの魅力を伝えてきた。

 子供たちに夢を伝えているうちに、自分の夢は何かと考えたのが転身のきっかけになった。実家がリンゴ農家で、「おいしい」と喜ばれたことがさらに転身への思いを強くした。ラグビー仲間からも「すごいチャレンジ」「頑張れ」と後押しされたという。

 遠藤さんは、国や市の給付金制度を利用しながら、現役の海老芋生産者である大箸英之さん(54)=磐田市壱貫地=の下で、土作りから販売までのノウハウを通年で研修する。

 遠藤さんは「まずはしっかりと技術を身に付け、独り立ちできるように頑張りたい」と意欲を示す。大箸さんは「手をかけることさえサボらなければ、ちゃんとできる。作物を見る目を養ってほしい」と、エールを送っている。

 磐田市の海老芋生産は、JA遠州中央のデータによると二〇〇三(平成十五)年度は百九十八人で六十九万三千五百八十キロの集荷数だったが、一八(同三十)年度は百十八人の三十二万六千五百二十キロと減少傾向にある。

 <海老芋> サトイモ科サトイモ属の根菜で、サトイモの品種の一つである唐芋(とうのいも)を、何度も土寄せをするなどして特殊栽培したもの。土の重さで湾曲した形がエビに似ていることから「海老芋」と呼ばれるようになった。肉質のきめが細かいのが特徴で、煮込んでも煮崩れを起こすことがないため、煮物やおでんなどに最適。(JA遠州中央のホームページから抜粋)

(高柳義久)

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