Sigap Pos: 南足柄に道の駅オープン県内最大規模、箱根への新たな玄関口に

Friday, June 26, 2020

地元の食材などが並ぶ「道の駅足柄・金太郎のふるさと」＝いずれも南足柄市で

　南足柄市竹松に市が整備してきた道の駅「足柄・金太郎のふるさと」が２６日、開業した。県内で四つ目の道の駅だが、規模は最大で、年間２４万人の来場を目指す。新型コロナウイルスの影響で２カ月遅れの開業となったが、「箱根への新たな玄関口に」と関係者の期待が高まっている。（西岡聖雄）

　道の駅は、東名高速道路大井松田インターチェンジ（ＩＣ）から三・五キロで、整備中の県道「南箱（なんぱこ）道路（仮称）」に向かう途中にある。施設は木造平屋七百八十平方メートル。駐車場は大型車八台を含む七十五台。総工費は五億円。非常用電源や貯水タンク、防災資機材を備え、防災拠点も兼ねる。

　出品する生産者は想定の二倍以上の百八十四人に達し、四季の野菜などを販売する。肉質がきめ細かく脂が甘い相州牛の「ウニとろ牛めし」（三千四百八十円）などの創作メニューや、味と香りに優れた足柄茶のそば（六百八十円）など地元食材を使ったメニューが並ぶ。

相州牛を使った「ウニとろ牛めし」

　物販コーナーは、足柄茶を使ったあられやクッキーなどを販売、地域の金太郎伝説にまつわる商品も。うま味成分のアミノ酸が多く渋味成分のタンニンや繊維質が少ない箱根山麓の足柄茶の特徴を加工品づくりに生かした。

足柄茶そば

　地域振興のため道の駅の整備を公約に掲げていた加藤修平市長は「南箱道路が完成すれば道の駅は箱根への東の玄関口になる。全国の人に金太郎の故郷へ来てほしい」と期待した。

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