日本医師会の会長選挙が行われ、旭川市出身で北海道医師会の顧問を務めている中川俊男氏が新しい会長に選出されました。北海道出身で日本医師会の会長に選ばれるのは中川氏が初めてです。
日本医師会は２７日、東京・文京区で代議員会を開き、任期満了に伴う会長選挙を行いました。
会長選挙には、４期８年会長を務めてきた現職の横倉義武氏（７５）と、副会長の中川俊男氏（６９）の２人が立候補し、投票の結果、中川氏が１９１票、横倉氏が１７４票、白票が４票、無効票が２票で中川氏が新しい会長に選出されました。
中川氏は旭川市出身の６９歳。
札幌医科大学を卒業後、昭和６３年に札幌市で「新さっぽろ脳神経外科病院」を開業し、理事長を務めています。
日本医師会で１０年前から５期連続で副会長を務め、北海道医師会では去年６月から顧問を務めています。
北海道出身で日本医師会の会長に選ばれるのは中川氏が初めてです。
１７票差で選出された中川氏は新しい執行部を代表してあいさつし、「これからはノーサイドで、一致団結していまの難局を乗り越えなければならない。国民の健康と命を守るためなら、どんな圧力にも決して負けず、堂々とものを言える新しい日本医師会に変えていきたい」と決意を述べました。
このあと記者会見した中川氏は、新型コロナウイルスへの対応について、「組織として対策を進めてきたので大きく変わる点はないが、政府に対して言いづらいこともはっきり申し上げていくことが少し違うと思う。第２波、第３波が来るのは間違いないと思うので、それに向けて特に厚生労働省にいろいろな政策を提案したい」と述べました。
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June 27, 2020 at 01:00PM
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