県南部地域の渋滞の緩和などのため整備が検討されている「播磨臨海地域道路」について、国土交通省の有識者の委員会は明石市付近から姫路市までの区間について、加古川市を通る内陸ルート案を決めました。
「播磨臨海地域道路」は、神戸市西区から太子町までのおよそ５０キロを結ぶ自動車専用道路で、並行する国道２号線の渋滞の緩和や物流の活性化につながるとして、県や地元の自治体などからの要望を受け、国が整備を検討しているものです。
国土交通省近畿地方整備局は、明石市付近から姫路市広畑までのおよそ３５キロの区間について、内陸を通る２つの案と沿岸を通る２つの案のあわせて４つのルート案をまとめています。
２９日、大阪・中央区の近畿地方整備局で有識者による委員会が開かれ、整備局は地域の製造業の活性化や、国道の交通事故の削減と渋滞の緩和などの面から、４つの案のうち、加古川市を通る内陸案が最も適しているとしました。
これに対して、委員から反対する意見はなく、早く整備を進め交通事故を減らしてほしいとか、姫路城などの観光にも役立つ道路として期待するという意見が相次ぎました。
国土交通省は、２９日決まった案をもとに詳細なルートや道路の構造を検討し、事業化を目指すことにしています。
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June 29, 2020 at 12:55PM
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