稚内市の公立高校の教員だった男性が自殺したことをめぐり、両親が道に賠償を求めた裁判の判決で裁判所は「関係に悩んでいた先輩教員との接触を減らすなどの措置をとれば自殺することはなかった」として道に２５００万円あまりの支払いを命じました。
５年前、稚内市の公立高校の教員だった男性が自殺したことをめぐり、宮城県内に住む遺族は「先輩教員からパワーハラスメントを受けた」などとして道に賠償を求める訴えを仙台地方裁判所に起こしました。
１日の判決で中島基至裁判長は先輩教員から生徒指導などについて繰り返し注意を受けていたことが自殺を動機づけたと認めました。
その上で「男性がうつ病だったことを伝えられていなかった先輩教員に過失があったとは言えないが、相談を受けて病気を知っていた教頭や校長は先輩教員との接触を減らすなどの義務があったのにそうした措置を行わなかった。措置を講じていれば自殺することはなかった」として、道に対して、２５００万円あまりの支払いを命じました。
北海道教育庁の池野敦総務政策局長は「判決の正式な送達を受けていませんが、内容を十分検討して判断したい」とコメントしています。
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July 01, 2020 at 06:39PM
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稚内市教員自殺で道に賠償命じる｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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