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* * * ヒョンビン沼の法則。すべての道は「愛の不時着」に通ず。 なぜこうも「愛の不時着」にひかれたのだろうと考える。答え、リ・ジョンヒョクがあまりにもかっこよかったから。どこがかっこよかったのだろう。答え、一途にユン・セリ(ソン・イェジン)を守るから。ここまでは自明だが、一つ大前提があると気づいた。ジョンヒョクはセリを、そのまま愛している。 沼の皆さまなので、少しネタバレをお許しいただくなら、「植物にかける、きれいな10の言葉」が象徴だと思う。3話でセリの買ったトマトの苗にジョンヒョクが話しかける。「海、日差し……そよ風、初雪」。ややあって、「ピアノ」。最終話でセリは、ジョンヒョクから送られた鉢植えにこう言う。「美人経営者、ストップ高……業界1位、限定版」。最後が「リ・ジョンヒョク」。 これこそ、セリが変わっていないことの証左。ジョンヒョクと出会い、あんなにもいろいろあっても変わらないセリ。ジョンヒョクが、彼女の生き方を全肯定しているからだと思う。何かせよとか、このように変われとか、一切求めない。だからセリも自分を偽らず、ありのままでいられる。そういう2人が愛し合う心地よさが、「愛の不時着」には満ちている。 過去作品と重ねてみると、ヒョンビンがジョンヒョクになっていく道が見える。得意のラブコメディーで特に顕著だ。 「私の名前はキム・サムスン」「シークレット・ガーデン」「ジキルとハイドに恋した私」と3作あって、すべて御曹司役。恋の相手は、それぞれパティシエ、スタントウーマン、サーカスの団長。叩き上げ系とでも言うべき職を持つ。
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August 09, 2020 at 09:30AM
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すべての道は「愛の不時着」に通ず…ジョンヒョクへの道 「守る男」「家事をする男」過去作に布石〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
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