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Monday, August 3, 2020

「道の駅ひろの」規模縮小...面積半減 予定地に想定外巨大岩盤 - 福島民友

 広野町は3日、同町折木字正木内の国道6号沿いに「道の駅ひろの」として道の駅の登録を目指す施設の整備計画を変更した。造成工事の途中で掘削が難しい巨大な岩盤が露出し、平らな土地を十分に確保できなくなったため、敷地面積は予定していた約6.9ヘクタールの半分以下となる見通し。敷地不足に伴い物産館や防災機能の強化に向けたヘリポート、レストランなど目玉施設の建設を断念せざるを得ず、住民からは落胆の声が漏れた。

 町が3日、町役場で開かれた町議会全員協議会で計画変更を説明した。町によると、岩盤は造成工事が進んでいた昨年11月に露出。体積は推定で約8万3000立方メートル。隆起した一枚岩のような形で、海抜約70メートルに上る地点もある。事前の地質調査で一部とみられていた硬い層が、工事の途中で広範囲に及ぶことが判明した。

 町は、岩盤の撤去に必要な費用を約8億4000万円と試算。併せて、約9億円を投じ岩盤を避けて敷地を拡大することも検討したが、財政状況を踏まえていずれの案も見送った。

 変更した計画では、残した岩盤の上に展望台を設置する方針。駐車場は大型車両を含め38台分を整備。当初は約110台分を確保する予定だったが縮小する。休憩施設やイベントなどで利用する芝生エリアも設ける。

 事業費は、既に一般財源から支出した約5億8500万円を含め約9億4700万円となる見通し。2023年度に開業する予定。町は休憩機能など道の駅の要件は満たしているとして、引き続き道の駅の登録を目指す。

 一方、計画の目玉だったヘリポートをはじめ、にぎわいと収益を生む物産館やレストランが建設できなくなったことに対し、全員協議会で議員の一人は「(住民が期待した)道の駅と呼べるのか」と苦言を呈した。

 同町の30代女性は、浪江町で1日に開業した道の駅なみえを引き合いに「にぎわいが生まれると期待していた施設のイメージと懸け離れてしまった」と落胆した。

 遠藤智町長は「当初の計画を履行できないことは断腸の思い」と理解を求め、規模を縮小してもイベントの開催などで、にぎわい創出に取り組む考えを示した。

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