新型コロナウイルスへの一連の対応をめぐり、道が行った検証の取りまとめの案が判明しました。この中で道は独自の緊急事態宣言について「妥当だった」とした上で、改善を求める指摘が出ている感染者情報の共有をめぐり、具体的な見直しについては言及しませんでした。
新型コロナウイルスへの道の対応をめぐっては、大学教授や経済界の代表らからなる有識者会議が検証を進めていて、道はこのほど、道として行った検証の取りまとめの案をまとめました。
この中ではことし２月の緊急事態宣言や一斉休校、休業要請など、道独自の判断に基づく対応について「おおむね妥当だった」としています。
その上で感染拡大の防止について、インフルエンザの流行も見据えて道内の診療や検査の体制をいっそう強化することや、集団感染の発生などに機動的に対処する「感染症広域支援チーム」の派遣などを通じて各自治体との連携強化を進めるとしています。
そして、緊急事態宣言など道独自の対応を決めた政策決定のプロセスが不透明だという指摘に対しては、会議の日時や主な出席者、発言などを記録・保存して必要に応じて開示し、透明性を確保するとしています。
一方、感染者情報が各自治体や医療機関に共有されず、公表するタイミングや内容について混乱が生じたとする指摘については、必要な情報を自治体に提供するなど「情報共有を図る」としていますが、共有する内容や方法などの具体的な見直しについては言及しませんでした。
道は２日に開かれる有識者会議にこの案を示すことにしています。
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September 01, 2020 at 03:44PM
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道の対応検証 取りまとめ案判明｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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