アストロズが逆転勝ちで快勝し、第4戦から3連勝で逆王手をかけた。

1点を追う5回、1死二、三塁から1番スプリンガーが中前へ逆転の2点適時打を放ち、アルテューベ、コレアも続いて、この回4点を奪った。9番マルドナドが犠打でつなげたチャンスをものにし、一気に主導権を握った。

6回にはタッカーのソロ本塁打で追加点を挙げ、7回にも2得点。打線がつながり、リードを広げた。

先発の左腕バルデスは6回3安打1失点、9奪三振の力投。投打がかみ合い、0勝3敗から3連勝で2年連続のワールドシリーズ進出へ逆王手をかけた。

一方のレイズは継投に失敗し、打線も沈黙。先発のスネルを5回無死一、二塁の場面で交代し、ポストシーズンで防御率0のカスティーヨにスイッチしたが、3安打を浴びて逆転され、裏目となった。筒香嘉智外野手(28)は3点を追う9回に代打で出場し、ポストシーズン2本目の安打となる右前打を放った。

第7戦は17日午後5時37分(日本時間18日午前9時37分)開始で、レイズの先発はベテラン右腕のモートン。アストロズは第2戦で7回4失点(自責点1)と好投した右腕マクラーズとなっている。

レイズがワールドシリーズ進出となれば08年以来、12年ぶり。アストロズは2年連続で、プレーオフで0勝3敗からの4連勝は過去38度のうち1度で、ヤンキースとリーグ優勝決定シリーズを戦った04年のレッドソックス以来、16年ぶりとなる。