プロ野球・横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督(46)が今季限りで退任することが23日、球団関係者への取材で分かった。就任5年目の今季は現在4位。横浜スタジアムで同日行われた広島東洋カープ戦に勝利したが、首位の読売ジャイアンツも勝ったため、22年ぶりのセ・リーグ制覇の可能性が完全に消滅した。
後任は球団生え抜きの三浦大輔2軍監督(46)が有力とみられ、2軍監督には球団OBの仁志敏久氏(49)らの名前が浮上している。
昨季を2位で終えたチームは今シーズン、リーグ優勝と日本一を掲げていた。7月初旬には首位巨人に0・5ゲーム差まで迫ったが、一度も1位に浮上できぬまま転落。残り13試合を全勝しても、巨人が残り15試合に全敗した場合の勝率を上回れなくなった。
ラミレス監督は中畑清氏(66)の後任として2016年に就任。1年目から球団初のクライマックスシリーズ(CS)に進出し、翌17年には19年ぶりの日本シリーズに導いた。
チームの大黒柱だった筒香嘉智外野手(28)が米メジャーリーグのレイズに移籍した今季は、後継のキャプテンと4番に指名した佐野恵太内野手(25)を開花させるなどの手腕も発揮した。
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