おモチみたいにびろーんってわけにはいきませんけど。
最先端巨大ディスプレイをバーン、ドドーンと展示するのは大きなトレードショーあるある。でも、今回Samsung(サムスン)がGlobal Tech Korea 2021で披露したディスプレイはたったの13インチ。でも、このディスプレイ、ゴム素材みたいに伸びるんです。
折りたたみ、巻き取りときて、どうやら最新ディスプレイ事情はストレッチになるようです。デモされた13インチのSamsungのOLEDスクリーンでは、ドロドロとした火山溶岩の映像が流れていますが、よく見るとスクリーンが映像に合わせて波打っています。動画を見る限りでは、波打っても画面にヒビなどのダメージはなし。向こう側から誰かが押して、スクリーンが伸びているようなイメージです。これで炭素冷凍されたハン・ソロみたいなって思います。
ストレッチのきいたスクリーンには大きな可能性を感じませんか? まず、現状折りたたみスマホの最大の問題点である画面の脆さ、これがストレッチ素材ならばかなり軽減されるのではないでしょうか。次に期待したいのはゲームでの利用。タッチスクリーンでのプレイはコントローラのそれとは異なり、タクティックフィードバックに欠けます。画面上に表示されたボタンをきちんと押せているか、注意を払わないといけません。でもストレッチ画面なら、指でゲーム画面上のボタンに触っているのがわかるんじゃないでしょうか。画面とコントローラが一体化すれば、また違った楽しみ方ができそうです。あとはアクセシビリティとして画面に凹凸をつければ視覚サポートにも期待できますね。
あくまでもトレードショーのデモであり、リアルでの使用はさてどんなものなのか。でも、ストレッチディスプレイには夢がありますね。触ってみたいな。
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