オリックス・安達了一内野手（３３）が９日、大阪市内で新たに３年契約を結んだ。難病の「潰瘍性大腸炎」と戦いながら２５年ぶりのパ・リーグ優勝に貢献した男に、球団は３６歳までのプレーを約束。今季までの３年契約の総合成績を加味して年俸は２０００万円減の７０００万円プラス出来高となるが、「規定打席にも達していない。当然」と納得してサインした。
１６年の発症後は難しい体調管理が続く中、今季は３年ぶりに１００試合出場。優勝争いの終盤は休養を設けず「ずっと出ます」と志願を続けていたが、日本シリーズ第５、６戦は欠場。「いっぱいいっぱいで無理でした」と告白した。そんな姿に久保管理部長は「球団として応える形の複数年」と明かした。
開幕後の遊撃から二塁への転向は「楽しかった。新鮮でした」とし、来季は「一塁もあるかも。どこでも守れるように」と自主的に準備。ベテランは「個人よりチーム」と献身的にリーグ連覇、日本一への道を歩む。（安藤 理）
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