◆フィギュアスケート ▽北京五輪代表選考会・全日本選手権 最終日（２６日、さいたまスーパーアリーナ）
男子フリーが行われ、世界選手権銀メダルの鍵山優真（オリエンタルバイオ・星槎）が、１９７・２６点の合計２９２・４１点をマーク。３位で３年連続表彰台となった。演技後は「満点ではないですけど、全力を出し切った演技が出来た」とコメントした。
冒頭の４回転サルコーをきれいに決めると、後半も次々にジャンプを成功させる。最後のトリプルアクセルは少しステップアウトするも、大きなミスなく演技を終えてガッツポーズ。「このフリーは最後まで全力で滑って、最後まで諦めないっていう姿をみんなにお見せするっていうのが目標だった。それが１つかなってよかったなあっていう思いでガッツポーズしました」とうなずいた。
９２年アルベールビル、９４年リレハンメル五輪の日本代表だった父・正和さんは、コーチでもある。演技後は涙を流しながら抱き合った鍵山は「ほっとしちゃって。五輪の候補の一人として周りの期待もあって、自然と涙が出た」。正和さんも「出来る限りのことはやってくれたと思います」と息子の健闘をたたえた。
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