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「おいしいすしをにぎります」と意気込む橋本芳宏さん（左）と東亮輔駅長＝砺波市庄川町示野で |
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庄川で販売
新型コロナウイルスの影響で開業半年で休業に追い込まれた高岡駅前にある「たかまち横丁屋台村」のすし店「すし芳（よし）」店主、橋本芳宏さん（４１）が二十五日、砺波市の道の駅庄川で出張にぎりを始めた。パック詰めを販売する他、店頭での注文に応じる。道の駅の飲食スペースで食べることもできる。
橋本さんは職人歴二十二年。昨年九月に独立、開業した。客がたくさん来るよう、日々奮闘する中、新型コロナの感染拡大で状況が一変。次第に来店客が減り、十日から休業を余儀なくされた。
新湊での鮮魚の仕入れ仲間だった道の駅の東亮輔駅長（４４）がピンチを知り、「道の駅は今、すしを扱っていない。職人の本格的なすしはお客に喜ばれるはず」と声をかけた。橋本さんが売り上げの一部を道の駅に支払うことで、専用の厨房（ちゅうぼう）スペースも用意した。
初日のこの日、新鮮なマダイや、マグロ、アオリイカなどを握り、店頭に並べた。盛り合わせは六貫七百六十円、十貫千二百円（いずれも税込み）など。鉄火やかっぱなどの細巻き、予約販売も受け付ける。売れ行きは良く、上々の滑り出しとなった。
東駅長は「本物のおすし屋さんがいることをＰＲして誘客につなげたい。店頭販売の鮮魚をその場で握ります」とアピール。評判が良ければ、コロナ禍終息後も出張を続けてほしいと考えている。
橋本さんは「困っていたところに声をかけていただいた。おいしいすしで期待に応えたい」と意気込んでいる。 （山森保）
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April 26, 2020 at 03:11AM
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道の駅で「すし握ります」 休業中の高岡「すし芳」 - 中日新聞
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