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Wednesday, July 29, 2020

17型画面を15型筐体に収めたGeForce搭載ハイエンドノート「デル XPS 17」(Impress Watch) - Yahoo!ニュース

 デルは6月12日、第10世代Coreプロセッサ、GeForce GTX 1650 Tiに加え、15型クラスの筐体へ17型のパネルを搭載したノートPC「XPS 17」を発表した。編集部から実機が送られて来たので試用レポートをお届けしたい。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■6コア/12スレッド、GeForce GTX 1650 Ti、17型3,840×2,400ドットの高性能モデル  同社のノートPCは大きく分けて「XPSノート」、「Inspironノート」、「ALIENWARE」、「Dell G」の4モデルがある。Webサイトによるとキャッチコピーは順に、“デルの最高傑作”、“日常のさまざまなシーンで活躍”、“クラス最高のゲーミングPC”、“ミドルレンジのゲーミングPC”となっている。つまりビジネス用とゲーミング用、ハイエンドと普及型に分かれている。細かく分かれすぎている他社と比較して、なかなかわかりやすいカテゴライズだ。  今回ご紹介するXPS 17は、第10世代CoreとGeForce GTX 1650 Tiを搭載するビジネス用途のハイエンド向け製品。パネルサイズも17型の大型ノートPCとなる。おもな仕様は以下のとおり。  プロセッサはComet LakeのCore i7-10750H。6コア/12スレッド。クロックは2.6GHzから最大5GHz。キャッシュは12MB、TDPは45W。メモリはDDR4-2933 16GB×2の計32GB。ストレージはM.2 NVMe SSD 1TB。OSはWindows 10 Proを搭載。  ディスプレイは1,920×1,200ドットまたは3,840×2,400ドットの2種類があり、今回の試用機は後者となる。画面は光沢ありの17型3,840×2,400ドット。Dolby Vision/10点タッチ/DisplayHDR 500に対応し、色域はAdobe RGB 100%/DCI-P3 94%。狭額縁で画面占有率93.7%。これにより一般的な15型ノートPCと同等の筐体サイズで17型のパネルを収めている。  GPUはGeForce GTX 1650 Ti(GDDR6 4GB)。後日GeForce RTX 2060モデルも予定されている。外部出力はType-C(DisplayPort)を利用する。  ネットワークはWi-Fi 6、Bluetooth 5.1。そのほかのインターフェイスは、Thunderbolt 3×4(USB PD/DisplayPort出力対応)、720p Webカメラ(Windows Hello顔認証対応)、電源ボタン兼指紋認証センサー、SDカードスロット、音声入出力。キーボードはバックライトあり、加えてType-C接続のドック(HDMI+Type-A)が付属する。  本体サイズは374.45×248.05×19.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量2.11~2.51kg。執筆時点では今回の構成で税別344,980円だが、クーポン適用で税別279,693円で購入できた。  モデルごとにメモリ/ストレージ/パネルは固定だが、カスタマイズで、OS(Windows 10 Home/Windows 10 Pro/日本語/英語)、キーボード(日本語/英語)、Microsoft Officeの有無などを選ぶことが可能だ。  なお基本構成時のおもな仕様は、Core i7-10750H(6コア/2.6GHz)、16GBメモリ、GeForce GTX 1650 Ti、512GB M.2 NVMe SSD、17型1,920×1,200ドット非光沢液晶、Windows 10 Home搭載で税別価格279,980円(クーポン適用時232,383円)となる。ノートPCとしてはかなり高価だが、内容を考慮すると妥当なところか。  CNC機械加工のアルミとカーボンファイバーのマットブラックから構成される筐体は全体的にソリッドで高級感たっぷり。加えてサイズのわりに比較的薄型でなかなかかっこいい。サイズと重量的に鞄へ入れて外部への持ち出しは厳しいが、室内の移動であれば問題ない。気楽に移動できる一体型もしくはデスクトップPC的な雰囲気だ。  フロントは狭額縁で画面占有率93.7%。パネル中央上にWebカメラが仕込まれている。この狭いフチに入れるためWebカメラは2.25mmとのこと。狭額縁のノートPCは、上左右は狭いが下は広いものが多く、本機のように上下左右すべて狭いのはめずらしい。  左側面にロックポート、Type-C×2。右側面に音声入出力、SDカードスロット、Type-C×2を配置。底面は左右にスピーカー用のスリット。ゴム足は手前2つ。後ろはバーになっている。付属のACアダプタは約145×65×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量348g、出力5V1/A、20V/6.5A。  17型のディスプレイは、とにかく明るく、またぱっと見で色域が広いのがわかる。光沢タイプだが反射防止が施されており(1,920×1,200ドットタイプは非光沢)、映り込みもさほど気にならない。発色、コントラスト、視野角も良好。タッチもスムーズに反応する。ノートPCとしてはかなり品質の高いものが使われている。  パネルの特性は1 Display Proとi1 Profilerで調べたところ、輝度最大は500cd/平方mと明るい。-6で135cd/平方m、-7で101cd/平方mだったので前者で測定した。黒色輝度は0.077cd/平方m。目視はできないと思うが気持ち黒が浮く。明るいほどRGBの差が開くもののリニアリティ(直線性)は全体的に良い。  キーボードはアイソレーションタイプでオフ+2段階のキーボードバックライトつき。電源ボタンは指紋センサーにもなっている。一般的に15.6型以上になると、テンキーつきが多くなるが本機はなく、スッキリそして余裕がある。  このためいびつな並びはなく、キーピッチも全体的に約19mm確保されている。打鍵感はそれなりにストロークとクリック感があり個人的には好みだ。タッチパッドは1枚プレート型。面積はパームレストも含め十分に確保され操作しやすい。  発熱やノイズは、大型のベイパーチャンバーとエアフローを増加させる独自のデュアルオポジットアウトレットファンにより、冷却性能も確保され、通常運用ではまったく気にならないレベル。ベンチマークテストなど負荷をかけると、おもにキーボード左上のスペースが結構熱くなるが、パームレストまでは降りてこないので大丈夫だ。  クアッドスピーカーとWave Nx 3Dオーディオで構成されるサウンドは、左右の側面に斜めに下向きにスピーカー用のスリットがあり、直接音と間接音のミックスとなる。幅があるためステレオ感も十分。パワーがあり、音はクリア。低音は筐体毎振動させる感じで迫力もある。  以上のように、XPS 17は、サイズと重量はそれなりだが、デザインや質感、ディスプレイ、キーボード、サウンド機能など、ノートPCを構成するすべての要素が高レベルでミックスされ、最上級と言っても過言ではない仕上がりとなっている。 ■ゲーミングPCほどではないが、ビジネスモデルとしては高性能!  初回起動時のスタート画面(タブレットモード)は1画面。Dellグループがプリインストールとなる。デスクトップは壁紙だけの変更とシンプル(ブルーがとても綺麗)。  ストレージはM.2 NVMe SSD 1TB「TOSHIBA XG6 KXG60ZNV1T02」。仕様上、シーケンシャルリード最大3,180MB/秒、シーケンシャルライト最大2,960MB/秒。CrystalDiskMarkの結果もほぼそのまま出ている。  Cドライブのみの1パーティションで約938GBが割り当てられ空き889GB。BitLockerで暗号化されている。  Wi-Fiチップは「Killer Wi-Fi 6 AX1650s 160MHz Wireless Network Adapter」、BluetoothはIntel製だ。GeForce GTX 1650 Tiは4GB/GDDR6、CUDAコア1,024。  おもなインストール済みソフトウェアは、「DELL CinemaColor」、「Dell Customer Connect」、「Dell Digital Delivery」、「Dell Mobile Connect」、「Dell Power Manager」、「Dell PremierColor」、「Dell Update」、「Dolby Access」、「Killer Control Center」、「マカフィーリブセーフ」、「My Dell」、「SupportAssist」など。おもにシステム/ツール系だ。  少しめずらしいのは、Killer Control Centerの採用だろうか。ゲーミング用では見かけることがあるものの、ビジネス用としては採用しているケースはあまりない。とは言え、ビジネス用途にも有効で、アプリごとに帯域を設定できるため、たとえば昨今はやっているビデオ会議を安定運用させるといった使い方が可能となる。  ベンチマークテストは、PCMark 10、PCMark 8、3DMark、CINEBENCH R20、CrystalDiskMark、PCMark 10/BATTERY/Modern Officeを使用。結果は以下のとおり。  非ゲーミングPCとしてはかなり高いスコアが出ている。少し前に掲載したゲーミングノートPC、ASUS「ROG Strix SCAR 15」と比較して、3DMarkはざっくり半分ほどの性能だ。GeForce RTX 2060のオプションが可能になれば、もっと差は縮まると思われる。  PCMark 10/BATTERY/Modern Officeは 8時間4分(キーボードバックライトオフ。明るさ、バッテリモードなどはシステム標準)。仕様上、Netflixストリーミング再生では最大7時間28分なので、+αと言ったところか。これだけの重装備で8時間駆動できれば問題ないだろう。  「XPS 17」は、狭額縁の17型で15型クラスの筐体を実現し、Core i7-10750H、GeForce GTX 1650 Ti、メモリ32GB、SSD 1TBを搭載したハイエンドビジネス向けノートPCだ。性能はもちろん、パネル、キーボード、サウンドの品質もハイエンド。なに1つ残念な部分がないノートPCに仕上がっている。その分、価格が相応なのは仕方ないところ。デスクトップPC的な使い方をノートPCに求めているユーザーにおすすめしたい1台だ。

PC Watch,西川 和久

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