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Saturday, September 12, 2020

道の駅「蔵王(仮称)」の実施方針公表 山形市、DBO方式で整備・運営 - yamagata-np.jp

道の駅「蔵王(仮称)」の実施方針公表 山形市、DBO方式で整備・運営

 山形市は東北中央自動車道山形上山インターチェンジ(IC)付近に整備を予定している道の駅「蔵王(仮称)」に関する実施方針をまとめ、公表した。公的資金を投じ施設整備と運営などを民間に一括発注する「DBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式」を導入する方針を盛り込んだ。

 民間資金活用による社会資本整備(PFI)に対し、DBOは公共団体などが資金を調達する。金利の安い起債などを活用できるため、コストを抑えられるメリットがある。一括発注することで、設計から運営までを一体的に検討することができ、民間のノウハウを活用する幅も広がるとされる。

 実施方針によると、予定地は同市表蔵王の国道13号沿いで、県観光物産会館南側の約2万平方メートル。山形市の南の玄関口ともいえる山形上山ICの近く、さらに蔵王への登り口にも当たり、首都圏の観光客や村山地域の住民、ファミリー層などの利用を想定している。

 市と国土交通省が共同で事業を進める一体型整備を予定している。休憩スペース、観光情報や道路・安全情報などの発信スペース、特産物の販売店舗、飲食店、駐車場などを設ける。

 実施方針とともに、必要な設備などを記した要求水準書案を公表した。今後、これらに関し、事業者からの質問や意見を受け付けた上で、今年12月に施設の設計、建設、運営、維持運営に関する業務を正式に特定事業として公表。公募型のプロポーザル方式で事業者を選定する予定。2021年10月から設計・建設に着手。13年12月の開館を目指している。

 基本コンセプトは「山形の魅力を発信し、人の流れを生み出す道の駅」。これまで以上に蔵王への冬季の誘客を充実させるとともに、オールシーズンの魅力発信、市内観光地や市外への人の流れの創出などを狙いとしている。

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