20日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループG第1節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのフェレンツェヴァロシュ戦に5-1で大勝した。
昨季CL準々決勝バイエルン戦の歴史的2-8大敗からまだ58日。その忌まわしい記憶をかき消すべく、バルセロナが新たな挑戦を始める。クーマン監督は週末にクラシコを控えていることもありローテーションを採用。GKネト、DFセルジ・ロベルト、ピケ、ラングレ、デスト、MFピャニッチ、フレンキー・デ・ヨング、トリンコン、コウチーニョ、アンス・ファティ、そして唯一の全試合に出場しているFWメッシをスタメンとして、普段の4-2-3-1システムを使用している。
試合は予想通り、バルセロナがボールを保持して攻め込み、4-2-3-1のフェレンツェヴァロシュが堅守から速攻を仕掛ける展開。フェレンツェヴァロシュは自陣深くで守っていたが、速攻を仕掛ければエースのグエンがそのクオリティーを発揮して、ポストプレーやシュートから危険な場面を生み出していた。
一方のバルセロナは焦ることなく落ち着いて攻撃を仕掛け続け、26分にエースのメッシが先制点の道を切り開いた。背番号10は右サイドからゴールに向かってドリブルを開始し、一人をかわしてペナルティーエリア内に入り込むと、コバチェヴィッチに倒されてPKを奪取。メッシ自身がこのPKを決め切って、スコアを動かしている(メッシは今季2点目で、前得点もPK)。
先制して、フェレンツェヴァロシュに最終ラインを引き上げることを義務付けたバルセロナは、ここから実力差を見せつけて42分に追加点を獲得する。A・ファティが一度後方のF・デ・ヨングにボールを預け、浮き球のパスに反応してペナルティーエリア内左に侵入。落ちてくるボールを巧みに右足アウトサイドで合わせて、枠の右に流し込んでいる。
2点リードで試合を折り返したバルセロナは、52分にリードを広げた。ペナルティーエリア内右のメッシが中央のA・ファティにパスを送り、A・ファティが意表を突くヒールパスによって左でフリーとなっていたコウチーニョにボールを通す。コウチーニョが強烈なシュートでGKディブスを破った。クーマン監督は3点差とした後に交代カードを切り、S・ロベルト、A・ファティ、トリンコンを下げてジュニオール、デンベレ、ペドリをピッチに立たせた。
順調に試合を進めていたバルセロナだが68分、ピケがペナルティーエリア内でグエンを倒して一発退場に。数的不利になり、ハラティンにPKを決められた。クーマン監督は直後にコウチーニョをアラウホに代えてCBを補充。また77分にはピャニッチをブスケッツと交代させた。
ここからフェレンツェヴァロシュの攻勢も許したバルセロナだが、83分には今季ここまでまったく輝けていなかったデンベレが、遅刻癖よろしくついに活躍。フランス代表FWは右サイドを圧倒的なスピードで駆け抜けてゴールライン際までボールを持ち込み、マイナスのクロスからペドリのゴールをお膳立てしている。デンベレはさらに90分、ペナルティーエリア内中央でボールを保持したメッシの横パスから自らシュートを決め切り、チームに5点目をもたらした。バルセロナはこれでメッシ、A・ファティ、デンベレがそれぞれ1G1Aを記録したことになった。
4点差としたバルセロナは、意地を見せたいフェレンツェヴァロシュのさらなるゴールを許すことなく、そのまま試合終了のホイッスルを迎えている。
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