◆バドミントン ▽全日本総合選手権 第4日(25日、東京・町田市立総合体育館)
男子シングルス準々決勝で世界ランク1位の桃田賢斗(26)=NTT東日本=は下農走(23)=トナミ運輸=に13―21、21―10、21―9で逆転勝ちし、26日の準決勝に進んだ。桃田は第1ゲームに7―7の場面から相手の強打などで6連続失点を許すなど主導権を握られ、今大会初めてゲームを落としたが「負けてもいいから自分を出し切ろう」と気持ちを切り替えて、第2ゲーム以降は圧倒。「第1ゲームは丁寧にいこうと思いすぎた。弱気なまま終わってはいけないと思えた」とホッとした表情を浮かべた。
苦しい試合内容となったが、第2ゲーム以降は強烈なスマッシュやコースをついたロブショット、相手が届かないヘアピンなど、多彩な攻撃を見せつけた。「逆転勝利というのは自分に勢いをつけられる。きょうを乗り越えられたのは良かったと思います」と3連覇に向けて、手応えをつかんだ様子だった。
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