国内フリーエージェント(FA)権を行使し、残留を決めたヤクルト小川泰弘投手(30)が25日、都内の球団事務所で契約更改を行った。4年契約で総額7・5億円の大型契約を結び「今回、わたくし小川泰弘はスワローズの一員として日本一を目指してプレーすることを決断いたしました。その間、温かく見守ってくださったスワローズのファンの皆さん、本当にありがとうございました」と話した。

悩んだ末の決断で「これから野球選手として愚直に成長しつづけることで、他球団様には恩返しをしていく。他球団様の熱意を聞かせていただいて、リーグを変えて戦いたいと気持ちが動いた瞬間もありましたが、その日の夜、山田哲人が夢に出てきて、びっくりして。気持ちが揺れ動く3週間だったと思います」と振り返った。

球団は宣言残留を容認し、複数回の残留交渉を続けていた。

小川は今季はローテーションを守り、5年ぶりの2ケタ勝利となるチームトップの10勝をマーク。チームの主軸を担っていた。