楽天石井一久GM兼任監督がオコエに“最終通告”した。25日、大トリで契約更改交渉に臨み、200万円減の1000万円でサインしたオコエに「叱咤(しった)、激(げき)で言えば、まだ考えが甘い。頑張ってほしいというより、そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなってくる。野球界の先輩としては、ここが正念場」と厳しい言葉を並べた。
関東第一時代に甲子園をにぎわせた15年ドラフト1位は今季5年目で初の1軍出場なし。2軍でも27試合で打率2割6分9厘、0本塁打、5打点、3盗塁。契約更改後は球団を通じ「来年、頑張ります!」とコメント。指揮官は「自己評価が少し本人の中で高い感じがする。チャンスをもらえれば、じゃなくてもう一皮むけないと。僕たちはチャンスを与えて、はいどうぞ、というわけじゃない」と競争心を促した。
高い期待がこもる。「誰でもは持っていないスピード、守備、時折見せるバットを強く振る能力にはたけている。自分の思っていることを伝えられる人を見つけてほしいし僕自身もサポートしてあげたい。死に物狂いでやってほしい」と奮起を願った。【桑原幹久】(金額は推定)
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