日本相撲協会は９日、「（新型コロナウイルス）陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員の休場」を発表した。８日までに新型コロナウイルスの感染者が確認されていた荒汐、宮城野部屋に加え、新たに感染者が確認された九重、友綱部屋の力士全員も休場する。初場所（東京・両国国技館）は翌１０日に初日を迎える。
８日に実施された協会員（８７８人）を対象にした唾液ＰＣＲ検査の結果、九重部屋からは幕内・千代翔馬、十両・千代鳳と力士養成員２人、友綱部屋からは力士養成員１人の計５人の感染が新たに確認された。
休場する陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員は以下の通り
▽九重部屋 力士全員、九重、木村龍之助、床岳、床九、
▽友綱部屋 力士全員、友綱、大島、玉垣、式守友和、式守友太郎、床幸
▽荒汐部屋 力士全員、荒汐、式守一輝、床仁、床光
▽宮城野部屋 力土全員、宮城野、式守誠輔、床竣
▽湊部屋 木村元基
◇角界とコロナ経過
▽２０２０年３月８日 春場所が史上初の無観客開催
▽４月９日 高田川部屋の三段目・勝武士さんが角界で初めて感染
▽同２５日 同部屋で高田川親方、白鷹山ら６人が感染
５月４日 緊急事態宣言延長。夏場所中止を決定
▽同１３日 勝武士さんが死去
▽９月１０日 玉ノ井部屋の十両・富士東ら１８（計１９）人の感染を発表
同１５日 同部屋で新たに５人。感染者は所属力土２８人中２４人に
▽１２月１２日 立浪部屋の幕内・天空海（あくあ）ら７人の感染発表。計１０人に
▽同３１日 荒汐部屋の幕内・若隆景の感染を発表
▽２１年１月１日 同部屋の荒汐親方、十両・若元春ら１１人の感染を発表。同部屋の感染者は計１２人に
▽同５日 横綱・白鵬の感染を発表
▽同７日 全協会員を対象にＰＣＲ検査実施を決定
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