記録的豪雨で氾濫した佐敷川の近くにある熊本県芦北町の農水産物直売所「道の駅芦北でこぽん」も浸水被害を受けた。泥水が高さ1・5メートルまで流れ込み、商品や機器類は全て廃棄することに。改修工事中の休業は避けられないが、再開を期待する地元客のために早期復旧を目指す。
JAあしきたが運営する道の駅は、南九州西回り自動車道芦北インターチェンジのそばにあり、年間約50万人を集客。野菜や果物、魚介類に加え、特産の「あしきた牛」、生産者手作りの総菜など多彩な品ぞろえが売りで、地元客らで連日にぎわっていた。
浸水被害後、県内のJA関係者の応援もあり、土砂の撤去や片付けはめどが付いた。ただ、生鮮食品を扱う施設の衛生環境を整えるため、改修工事を決断。廃棄した商品や備品を含め被害額は約2億5千万円に上り、お盆前の書き入れ時の休業は大きな痛手という。
再開には3カ月程度かかる見通しだが、出荷先を一時失う生産者のためにも復旧に全力を注ぐ。馬場秀男駅長（66）は「水害は仕方ない。休業期間中の従業員の雇用を守りながら、お客さんの期待に応えられるような店に作り直したい」と奮起する。 （村田直隆）
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July 27, 2020 at 04:00AM
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浸水「道の駅」 地元客のため復旧急ぐ 被害は2.5億円 - 西日本新聞
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