俳優玉木宏(40)主演のフジテレビ系連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(火曜午後9時)の第7話が8日、放送される。

玉木が演じるのは双子の兄弟の兄・矢端竜一。実の両親に捨てられ双子の弟の竜二(高橋一生)と共に、小さな運送会社を営む養父母の吉江夫妻もとで幸せに暮らしていた。だが、全国制覇をたくらむキリシマ急便の乗っ取りにあって、養父母は自殺する。7年後に22歳になった竜一はたばこの火の不始末による火事で帰らぬ人となったが、数カ月後に顔を変え、名前も和田猛と変えて竜二の前に現れる。竜一は裏社会の人間、竜二は国土交通省のエリート官僚と道は分かれたが、2人はキリシマ急便社長の霧島源平(遠藤憲一)への復讐(ふくしゅう)を誓った。

第7話では、妻の芙有子(斉藤由貴)を亡くした源平(遠藤憲一)は、悲しみを打ち消すかのように、さらに危険な経営へと暴走する。以前にも増して仕事に没頭。何とかして大手通販会社との契約を勝ち取ろうと躍起になる。

源平の焦りに乗じて、竜一(玉木宏)と竜二(高橋一生)は、裏社会の実力者・曽根村始(西郷輝彦)の手を借り、復讐(ふくしゅう)の最後を飾るにふさわしい計画を実行することに。それは、キリシマ急便に恨みを持つ人物を利用し、源平を殺人者に仕立て上げて社会から抹殺しようという作戦だった。この計画ですべてが終わるかに思われたが、ある人物の裏切りにより、思わぬ方向へ。反対に、竜一が窮地に追い込まれてしまう。

一方、フリーライターの沖和紀(落合モトキ)が竜一を嗅ぎまわったことが発端となり、美佐(松本穂香)は、故郷にいる親族から竜一が生きているかもしれないと聞かされ、言葉を失う。にわかには信じられない話だったが、東京で“和田猛”と出会ってからのことを思い返す。