俳優玉木宏(40)主演のフジテレビ系連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(火曜午後9時)の第6話が1日、放送される。

玉木が演じるのは双子の兄弟の兄・矢端竜一。実の両親に捨てられ双子の弟の竜二(高橋一生)と共に、小さな運送会社を営む養父母の吉江夫妻のもとで幸せに暮らしていた。だが、全国制覇をたくらむキリシマ急便の乗っ取りにあって、養父母は自殺する。7年後に22歳になった竜一はたばこの火の不始末による火事で帰らぬ人となったが、数カ月後に顔を変え、名前も和田猛と変えて竜二の前に現れる。竜一は裏社会の人間、竜二は国土交通省のエリート官僚と道は分かれたが、2人はキリシマ急便社長の霧島源平(遠藤憲一)への復讐(ふくしゅう)を誓った。

第6話では、源平(遠藤)の長男・晃(細田善彦)が取締役の半数以上を味方につけ、父の源平追放に向けたカウントダウンが始まる。一方、夫と息子の関係悪化に胸を痛める、源平の妻・芙有子(斉藤由貴)は、2人の仲を取りもとうと源平に歩み寄るが、源平は話を聞こうともせず、怒りを爆発させる。ところがその直後、芙有子が突然病に倒れて源平は激しく動揺する。

源平の長女・まゆみ(松本まりか)は、竜二と真剣に付き合うことを決める。そして、竜二の養家の娘である吉江美佐(松本穂香)との親交を深めた。さらに、竜一と竜二、晃を含めた5人で食事をすることに。その席で、竜二が復讐のためにまゆみに近づこうとしているのではと疑う美佐を前に、竜一と竜二は「ある作戦」に出る。

そのころ源平は、芙有子の傍らで完全に精気を失っていた。竜一は今がチャンスとばかりに取締役会を決行するが、当日、思わぬ事態が起きる。